猫がベランダから落下!怪我した場合に応急処置でできる事は?

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猫がベランダから落下する事故は大変多く、高層階に住む人は飼い猫に対して注意していますが、意外と多いのが3~4階の中層階からの落下です。

猫の能力なら10mくらいまでは飛び降り可能と言われますが、それはあくまでも降りる意思があっての話です。意思とは関係なく落下した場合は、着地点に何があるかもわからず、命に関わります。

そこで今回は、猫がベランダから落下して怪我をした場合の応急処置について、予防を含めて解説いたします。

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猫がベランダから落下した!考えられる怪我とは?

猫,ベランダ,落下,怪我猫の高所からの落下事故は後を絶つことがありません。これは、猫が好んで高いところに上がってしまうためなので、飼い主は阻止して安全を確保するしかないのです。

ベランダからの落下は特に多く、高層階からの落下より3~4階までの中層階での落下事故の方が多いのです。この結果は、飼い主の気の緩みも関係しているようです。

落ちたら「死」かもしれないと思っている高層階の飼い主は、ベランダに猫が出てしまう事を許さないように気を付けていますが、2階建ての家やマンションの中層階などは「落ちるとは思わなかった」と言われる飼い主が多いのです。

「落ちるとは思わなかった」と言うのは、猫任せのところがあるので危険です。猫は出来れば高いところに乗りたいので、ベランダからは「落ちることはあり得る!」と考えていると、事故を防げます。

比較的一戸建て住宅や団地はベランダの下が庭になっていることが多く、土の場合は怪我が軽症で収まる可能性があります。着地点がコンクリートか土かで運命を大きく分けることになってしまうのです。

また、庭であっても置いてある物の上に落下してしまった時は、土の恩恵を受けることは出来ないのです。自転車やプランターなどに体を強打してしまえばひとたまりもありません。

高所からの落下で起きる怪我は、

  • 擦り傷
  • 打撲
  • 捻挫
  • 脱臼
  • 骨折
  • 内臓損傷
  • 内臓破裂

となり、これ以上は命があるとは思えない状態です。また、これら全部が重なって起こることもあるので、事故によって明暗が分かれてしまいます。

捻挫、脱臼、骨折は同時に起こることが十分に考えられ、折れた骨が内臓に刺さることもあります。骨盤骨折を起こしてしまうと、歩行困難の後遺症が残ることもあります。

外傷が無い場合も、横隔膜ヘルニアを起こしていたり頭部を打っている可能性もありますので、数日後にぐったりすることがあります。子猫、高齢猫、肥満の猫の場合は、大きな怪我の確率が高くなります。

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猫がベランダから落下した!飼い主が応急処置で出来る事は?

落ちるところを目撃したり、着地点から鳴き声が聞こえた時は、慌てずに近づきます。大声で読んだり、ドタバタと走ったりすると、ショック状態の猫は驚いて逃げだしてしまいます。

実は、落下事故は行方不明につながることが多いのです。猫は、骨折していても驚くと必死で逃げてしまいます。これは、ぜひとも避けたいことです。

確保できた時は、呼吸の確認、外傷の程度を目視で確認します。家族がいる場合は、タオルやキャリー、移動できるゲージを持ってきてもらいその場で入れてしまいます。自宅までの移動で逃げないようにすることが大切です。落下した直後の猫は、大変な興奮とショック状態なので何が起きるかわかりません。

万が一体に何かが刺さっている場合は、抜かずに病院に電話して指示を仰いでください。抜くと大量に出血してしまう場合もあります。

ショックを受けると猫は体温が低下してしまいますので、タオルや毛布でくるんであげてください。その後、大至急病院へ連れて行き、検査をしてもらいましょう。外傷がない場合も同じです。レントゲン検査で骨の異常や頭、内臓の確認をしてもらってください。

ベランダから落下した猫が意識不明の場合に出来る事とは?

呼んでも反応がない場合は、一刻も早く心肺蘇生しなければなりません。呼吸が止まっている場合は、人工呼吸を行います。飼い主に心得がある場合は良いですが、無い場合は一番近い動物病院に駆け込みます。

かかりつけでなくても、一番近くにある動物病院に駆け込みましょう。落下したことと、意識がないことを告げ、蘇生してもらいましょう。

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落下事故から行方不明にさせないために出来る事とは?

落下事故は、飼い主が見ているところで起きるとは限りません。猫は賢いので窓や網戸を自分で開けてしまいます。また、「ベランダならいいか」とあえてそこだけ出入りさせているお家もありますね。

飼い主が気が付いた時に姿が見えなかったり、外出から戻るといなくて、「落ちたのだ」と結論が出ます。

こうなると、いったいいつ落ちたのか、どんな怪我をしたのか、さっぱりわからない状態です。運よく、下でうずくまっていたり、飼い主の助けを待っている場合もありますが、そのまま戻らないこともあるのです。

低層階からの落下などでは、落下直後はショックをうけていても無事なことも多いので、そのままふらふらと移動することもあります。

外に出たことの無い猫は、怪我がない場合でも遠くへ行ってしまう事は考えにくいのですが、野良猫に追われたり、散歩の犬に驚いたりしてその場を離れてしまい、帰り道がわからなくなっている可能性もあります。

鳴き声が聞こえても、近くに行くと警戒して黙ってしまうこともあり、猫を探すのは大変なことです。これは、飼い主の心に大きな穴を空けてしまい、立ち直れない苦しみとなってしまいます。何日も捜し歩いたり、待っている事で気力も体力も消耗してしまいます。

その日のうちに帰って来ない場合は、猫が保護される可能性があるところに連絡しましょう。近くの動物病院や保健所、動物愛護センター、警察の会計課(拾得物扱いのため)にも連絡しましょう。

また、ネットで呼びかけることもできます。「迷子猫・保護猫掲示板」「迷子猫・NET」などを活用するのも手段の一つです。

猫は飼い主の目の前からも、突然走り去って行ってしまう事があるくらいなので、ベランダに出る時も絶対に落ちないように考えたうえで出さなくてはならないのです。

繰り返す落下事故、2度と起こさないようにするには?

1度落ちているから、もう懲りているだろうと考えるのは人間の勝手な判断です。1度落ちたと言う事は、再び落ちる可能性があると考えてください。何度も落ちている猫もいるのです。

手すりに乗っている時に、飛んできた虫に興味を持ちバランスを崩したり、干してある布団でウトウトしてしまいそのまま落下することもあります。

同じことを繰り返させないようにしなくてはなりません。猫だけでベランダに出さないようにし、出かける時は、しっかり施錠しましょう。

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まとめ

猫がベランダから落下する事故は大変多いのです。高層階よりも、中層階からの落下が多いのは飼い主の気の緩みも考えられます。

着地点がどのような状態かで、怪我の重症度も変わって来てしまいます。本来、猫の脳力で着地出来る高さでも、降りるのと落ちるのでは違うのです。特に、子猫、高齢猫、肥満の猫は大怪我の確率が高くなります。

大怪我をしている場合は、そこから抱いて動かせないのでキャリーや衣装ケースなどを家族に運んで来てもらいましょう。

一人の場合は、大急ぎで取りに行かなくてはなりません。何より怪我をした猫を逃がさないようにすることを考えましょう。

猫は、落下などで興奮やショックを受けていると、骨折していても逃げ出してしまいます。大声を出したりやドタバタしないようにしましょう。

落下事故は行方不明につながる場合があります。猫だけでベランダに出ないように気を付けなくてはなりません。落下事故は繰り返す事があります。毎回無事とは限りませんのでより一層の注意が必要です。

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