猫ノミは、人には寄生しませんが血は吸われてしまうので、飼い主が被害に合うこともしばしば見受けられます。足を複数箇所さされたり、一緒に寝ていると脇やお腹の柔らかいところが帯状にさされて痒くなることもあります。
猫のノミを駆除するためにはお風呂でノミを溺れさせてしまうのが効果的ですが、基本的に猫は濡れるのが嫌いなため、暴れて大変な騒ぎになってしまいます。
そこで今回は、猫ノミの駆除に効果的なお風呂の入れ方や、恐れさせないシャンプーの仕方、効果の高いいくつかの方法についてご紹介します。
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猫のノミを駆除するにはお風呂が効果的?
猫ノミを駆除するには、「ノミ取りくし」「ノミ取り首輪」「ノミ駆除薬」「ノミ取り小粉」そして「お風呂」がありますが、一度に大量に駆除できる方法と言えばやはり「お風呂」です。
特に、ノミがついている子猫を保護した時などは驚くほどのノミがついています。ぐずぐずしていると、家中にノミが散らばってしまい、先住猫がいる場合などは一家でパニックになってしまいます。
ノミを駆除する場合のお風呂は、ただ入れるだけではいなくなりません。効率良く、なるべく一度で済むような方法で入れましょう。
保護した子猫のノミ駆除
まず、健康状態を確認してください。瀕死の状態でお風呂に入れたらその場で倒れてしまいます。とりあえず目に力があり、元気に鳴いていることが目安です。後日、必ず健康診断を受けてください。
【準備するもの】
- ノミ取りシャンプー(急な場合は人間のシャンプー)
- ノミ取りくし
- 洗面器
- 洗い桶(猫が肩まで入れるくらい)
- タオル
- 38℃に給湯器をセットして洗面器などにお湯を溜めます。
- シャンプーを泡立てて猫の首に1周つけます。毛の上だけではなく、皮膚までつけます。これは、洗えない頭部へノミが逃げるのを阻止するためです。
- 子猫のお腹に手を入れてゆっくりお湯に浸けます。入れたら背中からそっと抑えます。猫が浮いていると暴れるので、足が付くようにしてあげます。
- お湯の中で身体を洗います。この時落ち着いているならシャンプーしますが、猛烈に嫌がっている場合は洗面器にシャンプーを数滴入れて泡立たせ、ノミを溺れさせることに集中しましょう。すでに大量に浮いて来た時はお湯を替えてください。
- 汲み替えたお湯にシャンプーを再び数滴たらし、その中でノミを払うように洗います。お尻の周りはとくに多いので良く洗ってあげます。
- 体を浸けたまま、ノミ取りくしで頭の毛をとかします。くしに引っ掛ったノミはお湯に入れて溺れさせてしまいます。
- 再びお湯を汲み替えて同じことを繰り返します。シャンプーも出来て、シャワーを掛けられそうな大人しい子であれば、耳に入らないように注意してシャワーでよく流してください。
- ほとんどの子は、手足を広げて出来る限りの抵抗を見せていると思いますが、優しく声をかけながら、首のシャンプーも含めて体をよく洗い流してください。
- バスタオルで包み込むように良く拭き取ります。ドライヤーは出来そうならしますが、これ以上怖がらせるのもかわいそうなので、タオルドライ中心にしましょう。ここで逃げないように気を付けてください。
- 猫の体についているノミは、まだすべては取れ切っていません。ただしかなり弱っていますので、乾かしながらくしで取ってしまいましょう。ノミ取りくしは目が細かいので、水分もよく取れます。
- 洗面器に中性洗剤を数滴たらした物を用意し、取れたノミを入れます。ガムテープに付けるのは乾いたノミです。ここで取れたノミは濡れているのでガムテープにつきませんので気を付けてください。
すべてあわせても30~40分以内には終わるようにしてあげましょう。クタクタになってしまいます。終わったら美味しいエサと水をあげてください。
お風呂が終わると美味しいものがもらえる!と覚えてくれるとこの先、お風呂に慣れる可能性もあります・・・が、本来猫は濡れるのが嫌いなのであまり期待しない方が良いです。
部屋を掃除することも大切です。せっかく取ったのに、逃げたノミがまたついてしまいます。お風呂場で洗った場合は洗面脱衣所まで掃除機をかけて拭き掃除もしましょう。
お風呂に入ったことで9割近いノミが取れたはずです。その後数日間はノミ取りくしで確認してみましょう。保護したばかりの子猫を続けてお風呂に入れてはいけません。
最初のノミ取りは、あくまでも健康管理と飼い主の安全のためです。まずは、子猫が慣れるための環境づくりをしてあげてください。
ノミを駆除するためのお風呂はどれくらいの間隔で入れるべき?
ノミが付きやすい猫は、「長毛種」「自由に出入りする猫」「マーキングスプレーする猫」です。
と言う事は、「短毛種」、「完全室内飼い」、「去勢・避妊手術済」はノミが付きにくいと言うことになります。そのため、このタイプは基本的にお風呂に入れなくても良いのです。
猫は自分でキレイにしているので十分ですが、汚れてしまったりした時は、蒸しタオルでくるんで拭いてあげるだけでもかなりキレイになります。最初は驚きますが、温かいタオルは気持ちいいので、それほど嫌がることもないようです。
長毛種の猫も室内飼いであれば、こまめなブラッシングで十分です。気になる場合は、ノミ駆除薬(フロントライン)などを使用します。完全室内飼いの猫をお風呂に入れるのは、100%飼い主の意向と言うことになりますので、あくまでも猫の状態が優れている時に入れるようにしましょう。
猫がお風呂に浸かっている動画などを見ると羨ましいですね。だからと言って、飼い猫に無理な要求はしないようにしましょう。
また、猫用でないシャンプーで香りをつけたりすることは、猫にとってストレスですので絶対にしてはいけません。
自由に出入りしている猫の場合も基本的にはお風呂に入れる必要はありません。ただし、何もしないでいるとノミはすぐについてしまうので、駆除薬、ノミ取り首輪はつけるようにしましょう。
ノミ駆除薬、首輪は殺虫剤ではありません。猫の皮膚に直接付ける薬なので、それほど強い成分ではなく、ノミを弱らせたり仮死状態にするだけです。日頃からノミ取りくしやブラッシングで弱ったノミは払うようにしましょう。ノミは人の血も吸うので、定期的なノミ取りは飼い主のためでもあるのです。
猫を恐れさせないシャンプーの仕方はあるの?
飼い主と一緒にお風呂に浸かっている猫ちゃんもいて驚かされますが、そんなうらやましいお風呂好きの猫はほんの一握りです。幼い頃から入れていたことで慣れる子もいますが、十年以上入れていても毎回必死で抵抗する猫もいます。
残念ながらこれは猫の性格が大きく関係してますので、いくら飼い主が猫なで声で優しく声をかけても受け入れてもらえないことが多いのです。大きな声を出さない、弱めのシャワーで音を激しくしない、足からゆっくりお湯をかける、などはすでに試されていることと思います。
ある程度逃げ回っても、お風呂の洗い場は限りがあるのでこちらが落ち着いて作業していると、猫もだんだん落ち着いてきます。「静かに、優しく」と言うのがポイントですね。
「こらっ」や「おとなしくして!」などと言っていると、猫は怖がり「ここにくるとママやパパが怒っている」と感じ、スッカリお風呂嫌いになってしまいます。
まとめ
猫のノミを一気に駆除するには、お風呂に入れてしまうのが一番効果的です。日常生活の中では、猫のお風呂は必要ありません。あくまでも飼い主の意向です。
ノミが付きやすい猫は「長毛種」「自由に出入りしている猫」「マーキングスプレーする猫」です。完全室内飼いの猫はブラッシングで防げますが、気になるようなら駆除薬を使用してください。
自由に出入りしている猫は、確実に駆除薬を使用し、こまめにノミ取りくしやブラッシングで取り除きましょう。猫が喜んでお風呂に入ってくれたらとても嬉しいですね。残念ながら理想と現実は違うようなので、無理は禁物です。
また、アナタの愛猫が大きな怪我や病気をした場合の時の準備はできているでしょうか?どんなに健康な愛猫も、歳をとり病気や怪我をしてしまう事は覚悟しないといけません。
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