猫が怪我した時はエリザベスカラーは必要?上手なつけ方とは?

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猫が怪我して病院で治療を受けると、「はい 傷口なめないようにエリザベスカラーつけますね」パチンパチン!とはめられてしまいます。

猫は病院にいる時はど緊張しているので、されるがままでいることが多いですが、家に帰るとそうは行きません。「なんじゃこれは!!」と暴れまくって外そうとします。余計な怪我をしてしまうのではないかとハラハラします。

大人しい猫は、暴れなくても上手く歩けなくなったり、エサも食べない、眠りもしない、ただジーッと座って固まってしまう子もいます。

そんな猫たちを見ていると、飼い主はかわいそうでかわいそうで外してあげたくなりますね。

そこで今回は、猫が怪我をした時、絶対にエリザベスカラーは必要なのか?また上手なつけ方について詳しくご紹介します。

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猫が怪我をした時はエリザベスカラーは絶対必要?

猫,怪我,エリザベスカラー先に結論を申し上げますと、エリザベスカラーは必要です。「絶対か」と言うと、ずーっととは言わないが、絶対に必要な時期はある!と言うことになります。

猫は皮膚の再生力が強く、傷を治す自然治癒力や免疫力に長けています。そのため、早めにきちんとした処置をすれば、ほとんどの場合、3日で1段階の治療の効果が現れます。皮がめくれている場合は薄い膜が張り、湿疹は腫れが治まり、薬をつけた場合などは浸透して効果のあるなしもある程度の見極めができるのです。

そのため、この最低3日の間は着けておいてほしいのです。病院の指示で、今日1日だけと言われている場合は当然つけておく必要があります。最近は医師の考え方もさまざまで、「本当は着けてほしいけど、気にしないようなら様子をみましょう」と言ってくれる場合もあります。

その場合、猫にとってはラッキーですが、飼い主はその分きちんと管理しなくてはなりません。「カラーつけなくて大丈夫だって!」と言う意味ではないので勘違いしないようにしましょう。

好き放題にさせてしまうと、結果として治りが遅くなり、猫は不快な状態が続いて治療費もかかり、良いことはありません。そうは言っても暴れ狂う猫を目の前にしてしまうと、途方に暮れてしまいますよね。どうにかして硬いエリザベスカラー以外で傷口を触らないようにできないものでしょうか。

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猫はとにかく常にグルーミングしています。一心不乱に毛づくろいをし、器用に背中や腋のあたりまでなめますね。途中で触ったり、声をかけると迷惑そうです...

猫の怪我によってエリザベスカラーに工夫してみる?

病院でレンタルされるエリザベスカラーは大変しっかりしていて、確実に傷に口や手足が届かないようになっています。そのため、安全性を考えたら万全です。ですが、猫の大きさや怪我の部位は様々なので、不必要に大きい場合もあるのです。

猫の一生の間に、そう何回もつける機会があるものではありませんが、多くの飼い猫は「避妊」「去勢」の手術で着けたかと思います。その時の嫌がりようが飼い主の頭から離れずに、またあの思いをさせるのかと思っただけで気が滅入りますね。

怪我の場合は1週間、程度によっては1ヶ月以上も装着させるように言われます。この状態がそんなに続いたらストレスでおかしくなってしまうのでは?と思いますが、猫はずっと今のままではありません。

猫は勝手気ままで嫌な物はイヤ!と言う印象が強いですが、意外と順応性も高く諦めも良いのです。怪我の治療も始めの3日が肝心ですが、猫も3日すると色々なことを受け入れます。

そのため、せめて3日と言いましたが、3日我慢できたならほとんどの場合は、そのまま装着をし続けることが可能です。

ですが、出来ることなら少しでもストレスや負担を軽くしてあげたいと思うのが親心、飼い主心です。飼い主が常に一緒にいるなら、その間は外してあげても良いかもしれませんが、一度外してしまうと着ける時に再び暴れますのでご注意ください。

それでも目を離す時は必ず使用しなくてはなりません。せっかく今まで我慢させたのに傷が悪くなっては、そっちの方がかわいそうです。病院のものはサイズに限りがあるので、飼っている猫にあっていない場合も多々あります。エリザベスカラーは1000~4000円で市販されているので、サイズや視界を考えて購入してみるのも良いかもしれません。

猫,怪我,エリザベスカラー出典:http://kurokuro.jp/

撥水加工してある布製の物は水を飲んで濡れても大丈夫なことと、何より軽くて柔らかいので横になって寝やすいのが良さそうですね。

猫,怪我,エリザベスカラー出典:http://d.hatena.ne.jp/autoproc/

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こちらはドーナツカラーと言われるものです。柔らかさと視界の広さがストレスを軽減させてくれそうです。ただし、柔らかいと言う事は目や耳などを怪我している場合は、足が届いてしまう可能性がありますので、飼い主の注意が必要になりますね。

機能性や安全性を考えると、治療から数日経ってから使用する方が良いかと思います。硬いエリザベスカラーから柔らかいカラーに変わると、猫は気に入ってまったく嫌がらないかもしれません。

また、手作りされている飼い主さんたちもたくさんいらっしゃいます。やはりその子の性格を一番わかっているのは飼い主さんなので、1番楽に過ごせるものを作って上げています。少しでもストレスが軽減されると傷の治りも早くなります。

それでもやはり病院のカラーがしっかりしていて安全だと言う方もいますね。ただし問題はしっくりこない大きさです。病院と同じものも市販されているので、首サイズを合わせて、周囲が長い場合はカットしてテープで保護すると猫も飼い主も安心です。

病院の物を買い取れるところもあるので、確認してみると良いかもしれません。勝手にカットしてしまうと、弁償になってしまいますのでね。

胴回りの怪我の時は、エリザベスカラーよりも術後服の方が断然動きやすくなります。ぶつかる心配もなくて猫もエリザベスカラーより嫌がることがありません。

猫,怪我,エリザベスカラー出典:http://pet.benesse.ne.jp/

こちらは、タイツを再利用して作られたそうです。筒状にしたタイツに手足の穴を空けただけだとの事です。

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猫のエリザベスカラーは機能性より安全性を重視して!

エリザベスカラーも術後服も、一番大切なのは猫を守るためのものだと言う事です。軽さや柔らかさもストレスを軽減させるには良いですが、肝心の傷口に対しての効力はあるのか確認してから使うようにしましょう。

買ってみたけど、うっかりすると傷口に口や手足が届いてしまいそうな時は、飼い主が一緒にいる時に使用するようにすると良いです。どうしても目を離す場合や、仕事で家を空ける時などは、特に心配なので確実性の高いもので保護するようにしてください。

また、術後服はザリザリと布をなめ、線維をボロボロにして食べてしまう事があります。異物誤飲となり、また病院に通うことになりますので、十分に気を付けてくださいね。

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猫がエリザベスカラーをつけている間に注意したいこと!

エリザベスカラーをつけていると、不便なのが食事と水です。カツンコツンとカラーが容器に当たったり、うまく口が届かない場合もあります。これは、容器を位置を高くしてあげるだけで解決してしまう事が多いです。

猫がカラーに徐々に慣れてくると、ホッとする間もなく心配になるのが疾走やジャンプなど思いきり遊んでしまうことです。猫は、骨折の治療中でもきちんと固定されて数日経つとジャンプしてしまいます。

元気な証拠だと思いたいのですが、基本的にはまだ安静が必要な時期です。病院からエリザベスカラーの指示が出ている間は、まだ思い切り遊んではいけない時期だと考えてください。

硬いカラーが床や壁に突っかかって怪我をしてしまうこともありますし、思い切り外れて目や口に怪我をすることもあります。自分で購入した柔らかいエリザベスカラーを付けていても、安静が必要な時期であることを忘れないようにしてください。

猫が怪我をした時の対処法についてや、診察が必要かどうかの判断の基準などを、猫が怪我した時の正しい対処法!診察が必要かどうかの判断も!の記事で更に詳しく解説されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

猫が怪我をした時、エリザベスカラーは必要な物なのです。せめて最初の3日は、つけっぱなしにしておきましょう。猫は怪我の治りが早いので、きちんと治療が進めば3日で激しい症状は治まります。

その間に傷口を触ったりなめたりしてしまうと、どんどん治りが悪くなります。市販や手作りのエリザベスカラーは、猫のストレスを軽減させてくれる大変良いものです。形や大きさも猫にあった物を選ぶことができますので、負担が少なくなりますね。

ただし、病院からカラーを付けているように指示されている間は安静時期なので、機能性に富んでいても激しく遊ばせないようにしましょう。

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