猫が怪我してから餌を食べない場合どうしてあげるのが正しいの?

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猫はショックなことが起こると一切餌を食べなくなってしまいます。「痛い」「辛い」「苦しい」「さみしい」「怖い」などの衝撃を食らってしまうと、自分を立ち直らせるためにジッと耐えて時間が過ぎるのをまつのです。

怪我をした時はこれらの条件がたくさん入ってしまうので、餌を食べなくなるという事態が起こります。こんな時に飼い主は何をしてあげたら良いのでしょうか。

そこで今回は、猫が怪我をしてから餌を食べなくなってしまった場合、飼い主はどうしてあげるのが一番正しいことなのか解説いたします。

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猫が怪我をしてから餌を食べなくなった・・・原因はケンカ?

猫,怪我,餌食べない猫がまったく餌を食べなくなるような深刻な事態を招く怪我をするのは、野良猫とのケンカが原因になることがほとんどです。

必然的に出入りが自由な猫や脱走するチャンスがある猫に多くなります。中にはたまたま外に出てしまった時に野良猫に出くわしてしまったと言う災難もあるかもしれません。

飼い猫が凄い形相ですっ飛んで帰って来てから、部屋の隅や押し入れに入り込み、それからいっさい出てこない事態は意外とよくあるのです。餌も食べないし、水も飲まないし、トイレにも出てこないと飼い主は心配で仕方がないですね。

中には派手に怪我をしていることもあり、手当てもしたいのに触らせてもくれないと、このまま死んじゃうのではないかとハラハラしてしまいます。

成猫は24時間の間、飲まず食わずでも死ぬことはありません。今の状態で無理に食べさせたり飲ませたりする必要はないですが、水を近くに置いてあげると飲むことがあるかもしれません。

猫は症状の急変があるのでいつでも病院に連れて行けるような気持ちでいた方が良いです。最長でも24時間を目途に病院へ連れて行けるように考えてください。それ以上になると脱水や脂肪肝の心配が出てきます。

血を吐いたり、呼吸困難などでないようなら、とりあえずそのまま落ち着かせて呼吸をたしかめましょう。多少息が荒くてもしっかり呼吸しているようであればこのままそっとしておきましょう。

飼い主がパニックになり、大声を出したりしないようにしてください。猫はますます怖くなってしまいます。今の精神状態は、敵も味方もないような状態です。怪我をすると体温が下がってくるので部屋を温かくしてあげてください。

3時間おきくらいに様子を見に行きます。あまりちょくちょく顔を出すと、また恐怖を思い出し興奮してきてしまいます。猫は、体と心の痛みを寝て回復させようとしています。餌のことなどスッカリ頭からすっ飛んでしまっています。

様子を見に行ったときに、起きていたらしばらく近くに座ってあげましょう。やたらと声をかけたり触ったりせずに近くから出来る限りの情報を入手します。

呼吸、さっきと違うところはないか、傷はどこにあるのか、どこかをかばっていないか、震えていないか、よだれは出ていないか、爪はあるか、また粗相している場合があるので、血尿になっていないかなどを確認します。

寝ているようなら、呼吸を確認してそっとしておきます。飼い主は大変ですが、これを繰り返して様子をみましょう。落ち着いてきて触らせるようになったら、体を静かに確認しましょう。

相手に噛まれた時に出来た歯の穴や、爪で引っ掛れた傷があるはずです。頭部に傷がある場合は向かっていったと思われますが、このように餌を食べなくなってしまった場合は、後ろ足からお尻にかけての傷跡が多くなります。

これは、逃げたときに追い打ちをかけられて負った傷です。そのため、「恐怖」が許容量を超えてショックを起こしているのです。狩りをする動物の世界では、下半身を掴まれたら「死」です。

猫は逃げ足が速いので、死ぬまでやっつけられることはありませんが、体の小さな猫などは、捕まってしまい喉を噛まれて死んでしまうこともあります。

噛みキズは思った以上に深く入り込んでいます。肉に突き刺さった傷なので、猛烈な痛みであることは間違いありません。患部は触ると怒るので嫌がるなら止めましょう。細菌感染の心配もあるので翌日には必ず病院へ連れて行きましょう。

呼吸はしっかりしているけど、眠り続けているような時もそのままタオルにくるんでキャリーや衣装ケースに入れて病院に行きましょう。水分補給、抗生物質、消炎剤などが投与されると思います。

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怪我してからしばらくしたら餌を食べなくなった・・・この原因は?

ケンカして帰って来た時は元気だったのに、3~4日経ってから急に元気がなくなり餌を食べなくなってしまう事があります。

これは、感染症を起こしている可能性があります。野良猫とケンカすると細菌感染してしまう確率が高いのです。

膿瘍(のうよう)

細菌感染した部分が膿んでしまい体内に溜まっている状態です。猫の皮膚は柔軟で強いため、歯で空いた傷の穴は意外とすぐにふさがってしまうのです。

すると、皮膚の下は空気を嫌う細菌の温床となり、増殖してしまいます。溜まった膿は瘤のように膨らみ、それに対抗するために免疫力を上げようと高熱が出ています。気が付いた時点で病院に行って排膿処置を受けましょう。

ケンカして帰って来た時に餌を食べなくなった猫は、体力も免疫力も落としているので膿瘍になりやすく、回復したと思ったら再び餌を食べなくなります。

膿瘍に気が付かずにケンカから1週間から10日すると、膿は皮膚を破いて外に流れ出てきます。膿が出ると猫は少し楽になりますが、体内に膿が溜まっている時間が長いと、それだけ全身にまわるリスクが高くなり危険です。流れ出る膿を発見したら、病院で洗浄処置を受けて下さい。

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猫の体が濡れてる?と驚いて確認すると、赤黒い液体が流れ出ていることがあります。これは、体内から排出される「膿」です。1週間から10に日ほど前に、...

感染性関節炎

細菌が関節に感染して炎症を起こします。猫は激しい痛みが起こるため動かなくなったり、元気や食欲がなくなります。感染した関節が膿み始めると、「可能性関節炎」と呼ばれ腫れや痛みが強くなります。

ここで感染した細菌は、直接関節部位を噛まれて細菌感染した場合と、そこは噛まれていないのに膿瘍を起こした細菌が血流に乗って、関節にたどり着いてしまった可能性もあります。

そのため、膿瘍は出来るだけ早く発見して、排膿してしまった方が良いのです。

猫伝染性貧血(ヘモバルトネラ症)

病原体ヘモバルトネラを持つ野良猫に噛まれると感染します。血液中の赤血球に寄生し表面を破壊していき貧血が起こります。元気喪失、食欲不振、動かない、歯茎が白くなるなどの症状が出てきます。

抗生物質で症状は回復しますが、病原体が消滅することはないため生涯保菌者となります。猫白血病ウイルスなどに感染すると再発し、重篤な貧血症状を起こす事があります。

まとめ

猫同士のケンカは見ている方が怖くなるほど激しいものです。団子のように丸くなって取っ組み合っています。

あれでは、猫の皮膚に穴が空いてもおかしくありません。野良猫とのケンカからもらうのは、細菌と猫の辛い時間と治療費の請求書だけです。良いことはひとつもありません。飼い猫を外に出さないようにすることで出来る限り防止しましょう。

庭だけならと出している猫もいますが、こちらはその気がなくても、向こうから挑んでくることがあります。

また、やっかいなのは、外を知らない飼い猫は、猫の掟をまったくしらないため、ボスや目上の猫の前でも堂々としてしまったり、友好的な態度で近づいてしまうこともあるのです。無垢な飼い猫がギャフンとやられてしまうのはあまりにも気の毒です。

猫が怪我をして餌を食べないような時は、重篤な症状が出ていない限りは、様子を見ながらそっとしておきましょう。24時間以内に限っては無理に食べさせたり飲ませたりする必要はありません。

傷の治療や細菌感染、脱水の心配があるので翌日には必ず病院に連れて行きましょう。1日絶食しているので高栄養のエサを食べさせます。体力も落ちているので、外には絶対に出さないようにしてください。

また、アナタの愛猫が大きな怪我や病気をした場合の時の準備はできているでしょうか?どんなに健康な愛猫も、歳をとり病気や怪我をしてしまう事は覚悟しないといけません。

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