猫が喘息になった時の対処法や症状、原因を詳しく解説!

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飼い猫が「喘息」と診断されたら、「長期的な治療になる」と腹をくくるしかありません。猫の喘息は「アレルギー性」と言われるものがほとんどで、アレルゲンの特定が1番の治療です。アレルギー性皮膚炎と同じです。

これは、人間のアレルギーと同じで中々難しいことですね。そのため、症状を抑える治療をしながら、飼い主は生活の中でアレルゲンを除去ことになります。

そこで今回は、猫が喘息になった時の対処法や症状、原因を詳しく解説いたします。

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猫の喘息!症状や原因は?

猫,喘息,対処法,症状,原因猫の喘息はほとんどが「アレルギー性気管支炎」と言われるものです。アレルゲンとなる「何か」に対して過剰に反応して症状が出るのです。そのため、反応していない時は健康な猫とまったく変わりが無いため、「ただの咳」と軽く考えてしまい、発見が遅れやすいのです。

初期の症状は、本当に数回の咳程度なので、中々気が付くものではありません。ただし、猫はあまり咳をする生き物ではないので何かおかしいと気に留めておきましょう。

頭を前に突き出しながら、「ヒーン ヒーン」や「ハーッ ハーッ」と乾いた声を出しながら咳をします。その後えづく事もありますが、実際に嘔吐することはありません。

咳をしたあと口をくちゃくちゃしてしばらくジッとしていますが、治まると何もなかったかのように普通に戻ります。これを繰り返し、月に1~2回程度だったものがだんだん増えて1日に数回起きるまでになってしまいます。

また、発作の症状も時間も重く長くなり1回が20~30分ほどになります。これくらいになると、猫はあまり動こうとしなくなります。呼吸をすると「ゼーゼー」と喘鳴するようになり、口を開けたまま呼吸をしたり、浅い呼吸をするようになります。

数回の咳から飼い主が異常だと感じる症状になるまでの期間は本当にまちまちで、急性の場合は数週間で悪化し、数年の間気にならない場合もあります。飼い主の性格にもよりますが、この場合は「愛情を持って接し、治療に前向きなこと」を基準に考えています。

発症の仕方もまちまちなら回復の仕方も個体差が大変大きく、1~2か月の治療で回復が見られて再発も無いケースがあります。これは、早い段階で飼い主が原因物質を限定できた場合に多く見られます。

しかしながら、猫の喘息は長期的な治療となるケースが多く、ステロイドが効果を発揮し症状が回復しても、投薬を止めると再発してしまい、また同じステロイドを使うことで効果が薄れてきてしまう問題もあるのです。

猫の喘息の症状

  • 乾いた音の咳が出る
  • 一定時間続きその後普通に戻る(20~30分)
  • 咳の後えづく
  • 咳の後口をくちゃくちゃする
  • 元気がなくなる
  • 動きたがらなくなる
  • 呼吸困難
  • チアノーゼ

感染症でも咳の症状が出ることがあります。猫は基本的に咳をしない動物だと言う事を忘れずにいると、どんな病気も早期の発見につながります。

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猫が喘息を起こす原因は生活の中にある!

猫の喘息も人の喘息も、「何か」に過剰反応を起こして発症することに違いはありません。その「何か」は生活の中にありますが、目に見えない化学物質やハウスダストなどを相手に排除を考えるとその数は限りなく、途方にくれることになります。

猫が喘息を起こす原因と考えられるもの

  • ハウスダスト
  • 花粉
  • 排気ガス
  • 寒気
  • タバコの煙
  • トイレの砂
  • 芳香剤
  • 壁紙の接着剤
  • 断熱材
  • 塗料
  • 防カビ剤
  • 掃除機の排気
  • プラスチック
  • 薬物
  • 灯油
  • ガソリン

ハウスダストは人の喘息でも一番の原因アレルゲンです。毎日のお掃除は当然ですが、猫は特に端っこやクローゼットの中まで探検するので、掃除が行き届いていないことも多くあります。

カーペットが問題視される事がありますが、ではフローリングにすれば済むかと言うとそうとも言いきれないのです。カーペットはダニやノミの死骸、チリやホコリの温床と言われていますが、「ダストチャッチ効果」の点から考えると舞い上がりは少ないのす。

フローリングだから安心と考えていると、一日中ハウスダスト舞い上がりの中で暮らしていることに愕然とします。

猫,喘息,対処法,症状,原因出典:http://www.lic-net.jp/top/

緑がカーペットで赤がフローリングです。猫は床にも寝転ぶし、高いところにも乗るのでどこにいてもハウスダストに襲われています。

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また、猫はカーテンの後ろに隠れるのも好きですね。おしりが見えているのに隠れているつもりになることもあり、大変可愛いです。ところがその時も、猫はハウスダストに襲われています。

猫がカーテンの裾に触れると、恐ろしい量のハウスダストが被毛に着きます。ダニ、ノミの死骸や花粉、チリやホコリ、人や猫のフケ、食べ物のカスなどが着いているのです。カーテンレールの上はご想像の通りホコリが積もります。そこを猫が飛び乗って歩いたとしたら・・・

また最近は、人間のアレルギーを軽減させるためにカーテンにハウスダストを吸着させるタイプのものがありますね。その場合、猫が絶対に近づかないように気を付けなくては、すべてくっつけてきてしまいます。

特に冬場は猫が喘息を起こす危険度が高くなります。暖房器具のフィルターやヒーターの吹き出しによるハウスダストの舞い上がり、灯油の刺激、布団の量が増える(毛布など)、コタツ、衣類の量が増える、寒気、もこもこのスリッパなど原因が増えるためです。

猫は飼い主の寝ていた布団や着ていた衣類が大好きなので、出しっぱなしにしておくとすぐに上で寝てしまいます。特に脱いですぐの上着や、起きだしてすぐの布団は温かいので大好きですがそこには多くのアレルゲンがくっついているのです。

猫が喘息になった時の対処法は?どうしたらアレルゲンを減らせる?

猫に喘息の症状が出た場合は、病院で検査をします。X線検査、血液検査、アレルギーの検査です。

アレルギーを持っている猫は、検査結果に驚いてしまうかもしれません。その結果は食べ物から生活習慣まですべてを見直さなくてはならないほどの数に反応してしまっている可能性もあるためです。

すべてを取り除くことは不可能ですが、ハウスダストを軽減させることは出来ます。まず大切なのは「換気」です。空気を入れ替えて、室内にたまったものを外に流し出します。

掃除機での掃除が終わったら、舞い上がりが落ち着いた頃を見計らって拭き取ります。やたらとお掃除洗剤を使うとアレルゲンを増やす結果になるので無害な物を選ぶようにしてください。

カーテンの洗濯も忘れないようにしましょう。スリッパやマットは晴れた日には叩き干ししましょう。そして、すべてを取り込む時は、外から着いてくるものを良く払い落してから室内に入れるようにしましょう。

また、「換気」をする際の「寒気」にも要注意です。すべての部屋を一斉に開けてしまうと、猫は寒くてたまりません。ス~っと入ってくる寒気は喘息の発作を起こす引き金になるのです。冬場のお掃除の時は、猫を移動させながら行うと安全です。

猫だけに限らず、タバコの煙によるペットの病気は深刻です。人の赤ちゃんや子供の前では喫煙を控えるのに、なぜかペットの前では普通にタバコを吸っている人が多いのです。

タバコの煙はどの動物に対しても有毒です。大切な猫が吸い込まないように、十分に配慮した生活をしましょう。

空気清浄機は猫の喘息には必須アイテムです。加湿器と上手く使い合わせて、刺激を少なくして呼吸を楽にさせてあげましょう。

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空気の通り道である気管は、喉と肺を結ぶ管の部分です。呼吸に合わせて酸素を取り入れて、二酸化炭素を吐きだすことを繰り返しています。 管の外回...

まとめ

猫の喘息は、原因がアレルギー性のもので「気管支炎」の症状が一時的に起きるものです。発作的に発症し20~30分で何もなかったようにもとに戻ります。そのまま次の発作時までは、正常通りの生活をするので、飼い主は気づきにくいのです。

喘息の症状に気が付いたら、病院で検査をします。アレルギー反応が出たら、飼い主は出来る限りアレルゲンを除去します。

人の喘息と同じように、猫の喘息にもハウスダストは大きく影響します。室内の掃除はもちろんですが、いつもは行き届かないところを見直して、猫が歩くルートを徹底的に掃除しましょう。

すべての原因を取り去ることは出来ませんが、少なくすることで症状の軽減は期待できます。猫自身は、ステロイドやインターフェロンによってつらい副作用と戦いながら治療することになるので、飼い主も自分に出来ることから頑張りましょう。

また、アナタの愛猫が大きな怪我や病気をした場合の時の準備はできているでしょうか?どんなに健康な愛猫も、歳をとり病気や怪我をしてしまう事は覚悟しないといけません。

猫には人間と同じように皆保険があるわけではないので、病気によっては高額な治療費になる事も多くあります。その時に治療費が高額で、適切な治療を受けれない、選択することができないという事がないようにしたいものです。

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