猫が気管支炎になった!症状や原因は?自然治癒と薬はどっちが良いの?

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空気の通り道である気管は、喉と肺を結ぶ管の部分です。呼吸に合わせて酸素を取り入れて、二酸化炭素を吐きだすことを繰り返しています。

管の外回りにはC型の軟骨がずらりと覆っていて、その管が枝分かれしたすべてを「気管支」と言います。気管支が炎症を起こすと、管の内側の粘膜や筋膜、そして外側の軟骨にいたるまで腫れあがります。

気体が体内に入ってくる場合の入口となる気管支は、「良く無い物」に敏感に反応することで、SOSを発するのです。

そこで今回は、猫が気管支炎になった時の症状や原因、また原因によっては自然治癒と薬のどちらが良いのかなど、詳しく解説いたします。

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猫が気管支炎になった!症状や原因は?

猫気管支炎,症状,原因,自然治癒,薬気管支に炎症が起こると、管の内側の粘膜、筋膜、外側の軟骨まで腫れあがり、管の中が狭くなってしまいます。

すると、酸素と二酸化炭素の交換がスムーズに行かなくなり、十分に酸素を取り入れることが出来なくなってしまいます。

気管支炎の症状

  • 痰をからまない乾いた咳が出る
  • 咳をした後えづく
  • 食欲が低下する
  • 元気がなくなる
  • 動きが悪くなる(すぐに疲れる)
  • 呼吸困難
  • 失神する

気管支炎と混同してしまいやすい病気に「喘息」がありますが、上記のような症状が一時的に起こるものを「喘息」、長期的に発症するものを「気管支炎」と言い、2か月以上にわたるものを「慢性気管支炎」と呼びます。

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気管支炎の原因

感染症

猫ウイルス性鼻気管炎や猫クラミジア感染症は特に気管支に炎症が起きやすい疾患です。これらの症状のひとつとして気管支炎を発症している可能性があります。

また、歯周病による細菌が気管支に感染して炎症を起こすことがあります。歯周病が悪化すると、歯茎が腐り歯が抜けたり、歯を抜く治療が必要になりますので、早めの治療が必要です。

毒物の吸引

化学薬品や、ガスを吸い込むと強い刺激となり気管支が傷ついたり、炎症を起こします。塩素系の「まぜるな危険」と書いてある洗剤が反応して出たガスなどは数時間で死亡してしまうこともあります。

タバコの煙も毒物です。猫のいる場所での喫煙は控えるようにしましょう。飼い主が喫煙者の場合、飼い猫の発がん率が高くなります。

フィラリアの感染

フィラリアが猫の肺動脈に寄生することで発症します。犬に比べると猫の感染は少ないですが、猫の心臓や血管はとても小さく細いため1匹でも寄生した場合のダメージは犬と比べものにならないほど大きいものになります。

VOC揮発性有機化合物

家の壁やカーペットなどに含まれる揮発性の高い成分は、目に見えませんが部屋中に充満しています。慢性気管支炎はアレルギー性気管支炎とも呼ばれ、生活の中で知らず知らずのうちに気管支を痛めている場合があります。

VOC揮発性有機化合物とは?

常温や常圧で空気中に揮発化合物のことで、人の体にも害をもたらすことがあります。また、特定の人や猫にアレルギー反応を起こすものもあります。

これらは生活と密着しているため、特定することが難しいですが、慢性気管支炎の1番多い原因と考えられます。

  • 壁紙
  • 断熱材
  • 塗料
  • 洗剤の流し残し
  • 化粧品
  • 芳香剤
  • 掃除機のほこり
  • 石油ストーブ
  • 灯油
  • ガソリン
  • 排気ガス
  • 接着材

また、室内の家具全般に関係していることもあり、タンス、机、ベッド、などの加工木材や、カーテン、カーペットにいたるまで可能性があります。

また、ノミシャンプーなどに入っている「エッセンシャルオイル」も使い続けていると、慢性気管支炎を起こします。

猫の気管支炎を治療する!その治療法とは?

感染症や歯周病がある場合は、その病気の治療の一環として気管支炎を治療します。抗生物質やステロイドによる治療ですが、咳がひどい場合や呼吸が困難な時などは、酸素室やネブライザーを使用する場合もあります。

酸素呼吸を助けたり、気管支拡張薬で呼吸を楽にさせます。慢性気管支炎の時は自宅でも継続的に酸素室などを使って治療します。

何が気管支炎を起こしているのか探すことも必要です。出来ることから始めましょう。シャンプーや洗濯洗剤を変えてみたり、すすぎを徹底させるのも良いかもしれません。

空気清浄機を使用する事はとても効果的です。特に感染症が発症しやすい冬場は、加湿器と空気清浄機があると猫の呼吸は楽になります。

また怖がりや人見知りの猫は、来客があった時など、人のいない部屋に逃げ込んでしまうことがありますね。冬場は寒い部屋に何時間も耐えている場合があり良くありません。寒さや寒気は気管支を刺激しますので、必ず確認しましょう。

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まさかの猫フィラリア!自然治癒と薬のどちらが良いのか?

空咳が止まらずに、体力が落ちてきた場合はフィラリア感染の疑いもあります。フィラリアと言うと犬の病気のように思いますが、猫に感染しないわけではありません。犬と同じく、「犬糸状虫」が猫の肺動脈に寄生します。

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フィラリアの感染ルート

まず、犬がフィラリア感染します。成虫が卵を産むと、「ミクロフィラリア」が誕生して犬の血液中を浮遊します。

感染した犬の血液を蚊が吸い取り、ミクロフィラリアは蚊に移動します。ミクロフィラリアは5段階の成長段階を経て成虫になります。犬の血液の中にいる1段階のミクロフィラリアは犬の体内では成長できず、蚊の中で感染幼虫(3段階)にまで成長します。

蚊が猫を刺し、感染幼虫(3段階)が猫の体に入り感染します。

猫の体内に感染幼虫が入っても、すべてが成虫になれるわけではありません。「犬フィラリア」と言われるくらいなので、犬の体内では成長しやすいのですが、猫の体内はフィラリアにとって住みやすいわけではないようです。

感染幼虫が猫の体内に入るとすぐに4段階に成長し、その状態で2~3か月を皮下組織や筋肉内で成長を続け5段階の未成熟虫(成虫の1歩手前)となります。

猫が多くの犬のようにフィラリアを発症しない理由は、ミクロフィラリアは猫の体内では4段階までにそのほとんどが死んでしまうためです。猫は、フィラリアに対して強い抵抗力を持っているのです。

ただしすべてのフィラリアが死ぬわけではありません。5段階まで成長できてしまうと、その後血管に入りこみ血流にのって肺動脈へ移動します。これは、感染から3~4か月後のことです。

フィラリアの予防薬は一般的に、ここの「血管侵入を阻止する」ことが目的です。それを考えると、猫はほとんどの場合は自力でその効力を発揮していることになります。

血管に入り込む虫の数も少ないし、フィラリアの成長スピードも遅いですが、いったん血管に入ってしまうとそのダメージは命にかかわる大きいものになります。

血管に入ったフィラリアは死んでも生きてても脅威!

肺動脈にたどり着くと、そこでもほとんどの未成熟虫は死んでしまいます。さすが猫の抵抗力!と言いたいところですが、この「フィラリア未成熟虫の死」が猫を苦しめていく事になります。

この頃の未成熟虫は長さにして、およそ4~5cmになっています。猫の細い血管の中でその虫の死骸はとても邪魔なものです。未成熟虫の死骸は肺動脈の炎症や詰りを引き起こし、「犬糸状虫随伴呼吸器疾患(HARD)」と呼ばれる症状が発症します。

犬糸状虫随伴呼吸器疾患(HARD)

  • 乾いた咳が長く続く
  • 咳の後のえづきや吐き気
  • 元気消失
  • 食欲不振
  • 呼吸困難

フィラリアと関係がある気管支炎症状をHARDと呼びます。子猫の場合は、血管が細いためダメージが大きく、この時点で突然死してしまうことが多いです。

ほとんどのフィラリア未成熟虫は死にますが、ほんの数匹生き残り、成虫になることもあります。成虫は30cmほどになるため、猫の血管へのダメージはとてつもないものになります。

フィラリアは通常6~7年生きますが、猫の体内での寿命は2~4年です。肺動脈や肺組織が炎症し続けることで、慢性的に呼吸器に異常が起こります。

最大の危機はこの成虫が死んだ時に起こります。30cmもの虫が肺動脈や心臓血管内で死骸となったら、未成熟虫の詰まりとは比にならないほどの閉塞状態です。

突然激しい呼吸器症状が表れ、これが心臓血管を詰まらせた場合は、突然死してしまいます。成虫の死は寿命と駆除のどちらかによって起こります。薬を使って成虫駆除をした後、10日以内に肺動脈が詰まって死亡する確率は30%と多いため推奨されていません。

フィラリア症を発症してしまった場合は、呼吸器症状を抑えながら自然に成虫の寿命を待つか、成虫を駆除するか、どれをとっても確実に生き残れる保証も、死んでしまうと決まっているわけでもありません。

どうやって治療していくかは、飼い主と医師が良く相談して決めていく事になります。

また猫のフィラリア検査は、生き残るフィラリアの数が少ないため検出できないことが多くあまり期待出来るものではありません。そのため、血管に入った虫を駆除するのではなく、血管侵入を完全に阻止するように予防するのが1番なのです。

動物病院でも、猫のフィラリア予防は当たり前のことになりつつあります。血管に侵入してしまったら「運任せ」になってしまうような病気は避けたいですね。

まとめ

猫の気管支炎は、感染症や他の疾患の症状のひとつとして現れている事があります。毒物や揮発性有機化合物による刺激が原因なこともあるので、生活の中を見直してみることも大切です。

空気清浄機と冬場の加湿器は猫の呼吸を楽にしてくれます。フィラリアによる「犬糸状随伴呼吸器疾患」として気管支炎症状が現れることもあります。フィラリア感染は、猫には少ないからこそ、起こると怖いものです。

愛する猫を守るには、確実に発症させないようにしていきたいですね。

また、アナタの愛猫が大きな怪我や病気をした場合の時の準備はできているでしょうか?どんなに健康な愛猫も、歳をとり病気や怪我をしてしまう事は覚悟しないといけません。

猫には人間と同じように皆保険があるわけではないので、病気によっては高額な治療費になる事も多くあります。その時に治療費が高額で、適切な治療を受けれない、選択することができないという事がないようにしたいものです。

そうならない為に、今ではペット保険の加入者数が大幅に年々増加していますが、どの保険が正しくて、愛猫を守ってくれるのかなかなかわからないですよね。万が一の為のペット保険に入る・入らないは別として、まずはペット保険にはどういった物があるのか知っておいた方が良いでしょう。

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