猫が肺水腫に!寿命や治療法、症状や原因まで詳しく解説!

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「肺水腫」は病気の名称ではありません。肺に水が溜まってしまった状態のことを示しています。そのため、必ずその状態を起こしている基礎疾患があるのです。そのほとんどが「心臓病」です。

数日前までは元気だったのに突然食欲がなくなり、呼吸困難や呼吸が荒くなり、グッタリして病院に行くと「心臓病」で「肺水腫」が起きている状態だと診断され、急に大病に?と驚いてしまうこともあります。猫の心臓はとても小さいため、異変が起こると瞬く間に悪化してしまうのです。

そこで今回は、猫が肺水腫になった時の寿命や治療法、症状や原因などについて詳しく解説いたします。

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猫が肺水腫だと診断されたら!

猫肺水腫,寿命,治療法,症状,原因肺水腫は肺の中の肺胞と言うスポンジのように空洞がたくさんある部分に水が溜まってしまい、肺の機能が低下していく状態です。

「酸素を取り入れて二酸化炭素を吐きだす」と言う、人の体で起きる基本的なガス交換の出来るスペースが徐々に水分に侵されて少なくなってくるために、どんどん呼吸が辛くなってきてしまうのです。

心原生肺水腫!98%が心筋症!

心臓疾患からの肺水腫を心原生肺水腫と呼びます。肺水腫を起こしやすい心臓の病気に「肥大性心筋症」があります。これは、心臓の筋肉が厚くなり、通常のゴムまりのような元気な伸縮性が失われ、通常の運動がおこらなくなることで、全身に十分な血液が循環しなくなる病気です。

心筋症には、「肥大型」「拡張型」「拘束型」の3種類あり、どの状態も血液循環が悪くなる症状が起きますが、肺水腫が起こりやすいのは肥大型と拡張型です。

肥大型は、心臓を覆う筋肉が厚くなりますが、拡張型は肥大型が進行して内側の室内が広がり、壁が薄くなった状態です。どちらも心臓を取り巻く毛細血管を圧迫し、血圧が急上昇します。

血管は圧迫させるためパンパンになり、徐々に中の血液やリンパ液がにじみ出来てしまいます。そしてそれが、肺胞のスポンジ状態の隙間に溜まってしまい肺水腫を起こすのです。

肥大型心筋症の原因は遺伝性が関係しています。とは言っても、保護した猫などは遺伝があるかどうかもわかりません。そのため、1年に1回の健康診断が大変重要になってきます。

肥大型心筋症は発症に年齢さはなく、どの子にも起きる可能性があります。そのため毎年受診することをおすすめします。

心筋症は悪化するまで無症状なことが多く、そのまま進行すると血栓によって血流が止まり、ある日突然下半身の麻痺や激痛をともなって発症することが多いのです。

症状が出てからではすでに心臓は肥大化し肺水腫の状態に進行していることが多く、そうなると完治することはまずありません。そのため、健康診断で早期発見出来ることが唯一の回復できる方法なのです。

肥大型心筋症の症状

心臓に変化が起こり始めても、ほとんどの場合無症状で通常通りの生活を送ります。ある日急にゼーゼーと苦しそうな呼吸をしたり、よだれを流しながら開口呼吸になります。ハアハアと浅い呼吸を繰り返すこともあります。

咳が出ることもあり、咳き込むと呼吸困難を起こしやすく、チアノーゼを起こして失神することもあります。

体を横にすることが出来ず、座ったままの状態でジッと動かなくなります。相当な痛みと苦しみで動くことが出来ないのです。口の端から泡状の痰が出てきます。血液の混じったピンク色の泡が出ることもあります。

血栓塞栓症に進行した場合

心臓の肥大が血管を圧迫し血栓ができます。血栓は大腿部動脈への分岐点で塞栓することが多く、突然猫がのたうちまわって苦しみだし、大声で鳴き出します。後ろ足に血の循環が無くなり激痛が走り麻痺します。

この激しい症状は寿命を縮めるほどの痛みで、その後数時間で亡くなってしまうことも多く、突然の別れに飼い主は途方に暮れることになってしまいます。治療をしても、数日で亡くなることが多い状態です。

肥大型心筋症の治療

呼吸がおかしいと思ってすぐに治療を始めた場合は、治療が効果を生む可能性があります。心臓に対しては、血管拡張剤や強心薬を使い、収縮力が良くなるように治療していきます。

肺水腫には、利尿剤で水分を排出させるしかありません。胸水と違い、肺水腫は注射針で抜くことは出来ません。

咳や呼吸を楽にするために、気管拡張剤が使用されます。少しでも呼吸を助けるために、酸素室で入院となることが多いです。

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心臓に異常が起こると、元に戻ると言う事はありません。治療が功を奏して症状が落ち着いたとしても、常に爆弾を抱えている状態です。

安静を保ち、静かに生活することが必要です。体への負担はかなり大きいため、ここから長生き出来る猫は少ないと言えます。

猫での症例は多くはありませんが、「僧帽弁閉鎖不全症」から肥大型心筋症を起こすことがあります。これは、心臓の左心室と左心房の間にある弁がきちんと閉まらないため、血液が逆流し心臓が肥大してしまう病気です。健診などで早くからわかっている場合は、外科的手術で治療することもあります。

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非心原生肺水腫!危ない熱中症!

心臓病以外の原因でも肺水腫は起こります。突然の発症、悪化を見せるため、怖いのが熱中症です。熱中症は体内に熱がこもってしまうことで起こります。猫は肉球にしか汗をかけないため、ハッハッと口から息を吐きだすパンティングで熱を放出しようとします。

熱中症がどんどん悪化すると、パンティングも激しくなり、動悸が起こります。すると心機能が追いつかなくなり血液の循環が足りなくなってしまいます。

流れの悪い血液が血管内に溜まりはじめ、血管がいっぱいっぱいまで膨れると、そこから中の水分が浸みだしてきてしまうのです。それが肺に溜まって肺水腫となります。

猫の熱中症は意外と多く、「猫は暑さに強いから大丈夫だろう」と勘違いして、真夏に締め切った部屋でお留守番をさせたりすると、飼い主が帰って来た時にはすでに亡くなっていたり、危篤な状態になっていることがあるのです。

肺水腫を起こすと、呼吸に使える肺胞部分が減ってしまうため呼吸困難に陥ります。そのため、熱の放出もできなくなり大変危険な状態となってしまうのです。

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低タンパク血症で水分維持不能に!

体内のタンパク質が高タンパク尿として排出されてしまうと、水分のコントロールが不能になり肺へ流れてしまう事があります。この場合は、肺のみならず胸水や腹水が溜まる可能性もあります。

溜まった水分を排出するために利尿剤をしようしますが、胸水や腹水は抜くことが可能です。ただし、1度抜いたから改善するわけではなく、何度も溜まっては抜くことを繰り返し、猫には大きな負担となります。

低タンパクは感染症、肝硬変、腎臓病などさまざまな病気が原因で起こります。毎日の食事の管理や元気のチェックを怠らないようにしましょう。

なんか少し気になる・・・と飼い主の感が働くことがあります。そんな時は、病院で健診として血液検査をしてもらうなど、早期発見に努めましょう。

まとめ

猫の肺水腫は単独で発症するものではありません。何かの病気が基礎にあったうえで、肺水腫の状態になるのです。肺水腫は、毛細血管から浸みだした水分が肺胞に溜まって起こります。

肺水腫を起こす1番多い病気は心臓の病気で、中でも肥大型心筋症が最も多いのです。肥大型心筋症はほとんど無症状で進行し、肺水腫を起こして発見されることが多くなります。

肥大した心臓は元に戻ることはありません。そのため、健康診断で体調管理をしておくことが早期発見につながり、治療を可能にしていきます。

肺水腫は、心筋症以外でも熱中症や低タンパク血症でも起こります。肺に溜まった水は注射器で抜くことは出来ないため、利尿剤で排出させていきます。

猫の臓器は本当に小さく、少しの異常であっという間に悪化してしまいます。肺水腫は呼吸困難を招き、とても苦しい思いをさせてしまいますので、基礎疾患の早期発見に努めましょう。

また、アナタの愛猫が大きな怪我や病気をした場合の時の準備はできているでしょうか?どんなに健康な愛猫も、歳をとり病気や怪我をしてしまう事は覚悟しないといけません。

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